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田中が携わった日本の大規模工事

日本で行われた大規模工事での当社製品の役割りをご紹介いたします。
田中は土木用不織布という分野で、日本のインフラ整備のための様々な工事や豊かな生活基盤の拡充のための工事に多大な役割を果たしています。
日本で行われた大規模工事での田中の実績・実例を一部ご紹介します。

※田中の製品は次にご紹介する工事以外にも数多く国内の大規模工事や大型イベント関連工事等に使用されています。



1992年 (平成 4年) 諌早湾干拓 【長崎】

諫早湾干拓事業は長崎県の諫早湾において、防災と農業のために行われた国営の大規模な干拓事業です。事業は1952年に長崎県知事が発案し、1989年に着工しました。潮受け堤防を建設して湾内を淡水化し、干拓地と調整池を造成しました。
注)写真は当時の現場のものではありません ※沈床マット施工イメージ写真
【プロテックスPX-400金網付き】

有明海の埋め立て工事では軟弱地盤と埋め立て土砂の分離が重要な課題であり、そのために多くの防砂シートが採用されました。この時に海中でシートが安定することや荷重分散効果を発揮させるため、金網と防砂シートを複合した沈床マットと呼ばれる製品が採用されました。

1994年 (平成 6年) 関西国際空港【大阪】

関西国際空港は大阪府大阪市の南西約40 kmに位置する国際空港であり、西日本の国際的な玄関口として知られています。1994年9月4日に開港し、世界初の完全人工島からなる海上空港として注目されました。日本を代表する国際空港であり、成田国際空港とともに国際線の旅客数・発着回数が国内線を大幅に上回っていることから、大都市圏にある国際線主体の空港という傾向が強いです。一方で航空法上の混雑空港に指定されており、国際航空運送協会(IATA)が混雑度レベル3(最も混雑度が高い)に指定しています。
当時の施工現場風景 NK-500S
【ニードキーパーNK-500S】

関西国際空港建設に伴う外周護岸埋め立て工事において、埋め立て土砂の吸出しを防止するために港湾用防砂シート【ニードキーパーNK-500S】が採用されました。

2004年 (平成16年) 羽田空港(拡張)【東京】

東京国際空港(羽田空港)は既に能力の限界に達しており、首都圏における将来の航空需要の増大に対応するため、再拡張事業が進められています。この事業では新たに4本目の滑走路を整備し、年間の発着能力を現在の28.5万回から40.7万回に増強することで発着容量の制約を解消し、多様な路線網を形成し、利用者の利便性を向上させるとともに、国際定期便の受入の拡充を可能にすることを目指しています。2004年度から事業化が認められており、再拡張後の飛行ルートや新設滑走路の建設工事などが進行中です。また、将来的には首都圏第3空港についても調査検討が行われています。
注)写真は当時の現場のものではありません NK-500S

羽田空港拡張事業に伴う外周護岸埋め立て工事において、埋め立て土砂の吸出しを防止するために港湾用防砂シート【ニードキーパーNK-500S】が採用されました。

2014年 (平成26年) 那覇空港(拡張)【沖縄】

那覇空港は沖縄県の主要な空港であり、国内外の多くの旅行者が利用しています。この拡張工事は将来の需要に適切に対応し、沖縄県の持続的な振興発展に寄与することを目的として行われました。具体的には、新滑走路の整備、滑走路の長さの拡張、新管制塔の設置、および海洋環境への配慮が行われました。工事は沖縄の発展と持続可能性を考慮した重要なプロジェクトであり、多くの人々に利益をもたらしています。
当時の施工現場風景 NK-800Z
【ニードキーパーNK-800Z】

那覇空港拡張事業に伴う外周護岸埋め立て工事において、埋め立て土砂の吸出しを防止するために高伸度タイプ港湾用防砂シート【ニードキーパーNK-800Z】が採用されました。
当製品を使用することによって捨て石の均し作業の軽減に繋がり工期短縮、コスト削減となりました。



2015年 (平成27年) 北陸新幹線【新潟】

北陸新幹線は東京都から上信越・北陸地方を経由して大阪市までを結ぶ計画の高速鉄道路線(新幹線)であり、整備新幹線5路線の一つです。2015年3月14日時点で群馬県高崎市の高崎駅から石川県金沢市の金沢駅までの間が開業しました。金沢・敦賀間は2012年6月に認可、同年8月に着工し、2024年3月16日に開業しました。未着工区間である敦賀・新大阪間については2017年3月に与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームにおいて、ルートを福井県小浜市附近や京都駅などを経由して新大阪駅まで繋ぐ「小浜・京都ルート」とすることが決定されています。
当時の施工現場写真 JY-1T
【ニードフル防草シートJY-1T】

北陸新幹線建設において高架橋下の長期防草対策として数ある防草対策工の中から経済性を重視し【ニードフル防草シート JY-1T】を敷設し、シートの上に砕石を敷き詰める工法が採用されました。

2020年 (令和 3年) 福島中間貯蔵施設【福島】

福島中間貯蔵施設は、福島県内の除染に伴い発生した土壌や廃棄物を最終処分までの間、安全に集中的に貯蔵する施設です。東京電力福島第一原子力発電所を取り囲む形で大熊町と双葉町に整備されています。中間貯蔵施設は関係法令を遵守しながら、安全かつ確実に整備・管理されており、除染土壌や廃棄物の適切な処理を支え、福島の環境再生に向けた重要な役割を果たしています。

当時の施工現場風景 LH
【エコライナーHA・ LHタイプ】

2011年3月の東日本大震災の影響による福島第一原発事故で飛散した放射能汚染土 等の中間貯蔵施設建設に伴い、遮水工の一部として遮水シートの保護目的で【エコライナーHA・ LHタイプ】が使用されました。

2025年 (令和 7年) 東京ジャイアンツタウン【東京】

東京ジャイアンツタウンは読売ジャイアンツが2025年から運用を開始する予定のジャイアンツ2軍の試合・練習場としての利用が予定されている球場と、よみうりランドが運営する水族館などの施設を合わせた総称で、東京都稲城市に誕生します。スポーツとエンターテインメントが融合したまちづくりのプロジェクトで、新球場は2025年3月にオープン予定で、ジャイアンツの試合・練習のほかイベントなどでも活用されます。水族館や飲食施設を合わせたグランドオープンは2026年度中の予定です。
施工現場風景 TK-6
【N-10【PX-120】
ジオストリームTK-6】

谷間に高盛土を行う造成工事において、高盛土の安定と排水を目的に高耐圧負荷のもとでも必要な排水性能を有した高耐圧性排水材TK-6を中心に、N-10、PX-120が採用されました。

2025年 (令和 7年) 大阪・関西万博【大阪】

大阪・関西万博は2025年4月13日から10月13日までの期間に大阪府大阪市夢洲地区で開催される予定の国際博覧会です。そのテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、人々が自分の望む生き方を考え、持続可能な社会を共創することを目指しています。この万博では、150の国と25の国際機関を含む企業、NGO/NPO、市民団体などが、世界中から「いのち輝く未来社会」への取り組みを共有し、SDGsの達成とその先の未来を描き出します。大阪・関西万博は20年ぶりに日本で開催される国際博覧会であり、世界中の重要な課題に取り組むための場として、英知が集まるイベントとなることでしょう。
注)写真は当時の現場のものではありません ※プロテックス施工イメージ写真
【プロテックスPX-300】(製品納入は2024年4月~)

2025年大阪万博の施設建設に伴い、耕作地耕土と盛土の分離材として【プロテックス PX-300】の採用が決まりました。
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